DUMP ”NYC TONIGHT” の12inch vinyl、zelone recordsから発売 (6/29 (fri) on sale)!
Yo La Tengo(ヨ•ラ•テンゴ)のJames McNew(ジェームズ・マクニュー)のソロ・プロジェクトDUMP(ダンプ)がいよいよ再始動するそうです!
第一弾はあの”変態”パンク・シンガーGGアリンの”NYC TONIGHT”をDUMP流にディスコ・アレンジした超名曲!
B面は以前から交友のある坂本慎太郎とのコラボ•バージョン (remix)が収録されているそうです。
初回プレスのみMP3ダウンロードカード付き!日本でのアナログは、PRESSPOP MUSICと共同で、zelone records から発売との事です。
- NYC TONIGHT (James McNew)(6:05)
- NYC TONIGHT (James McNew Inst.)(6:05)
- NYC TONIGHT (坂本慎太郎Version)(6:02)
- NYC TONIGHT (坂本慎太郎Version Inst.)(6:00)
DUMP biography
今更言うまでもなく、ジェームズ・マクニューは80年代半ば以降アメリカン・インディーのシーンで独自のスタンスを貫いてきたニュージャージー州ホーボーケンのトリオ、ヨ・ラ・テンゴのベーシストとして、また自身のホーム・レコーディング・プロジェクトであるダンプとしても愛されるマルチ・プレーヤー。また、その音楽の趣味もロック、フォーク、ソウル、ラップ、ノイズ、アヴァンギャルド、ジャズ、パンク、フレンチ・ポップ他、多岐にわたり、インディー/アンダーグラウンド・ロックの愛好家、そして、1991年以来住み続けているブルックリンのアパートメントでカウチに身を沈めファストフードやTVドラマに一家言を放ち、ジム・ウードリングのオルタナ・コミックを愛してやまないという、まさに“好人物”。
その足跡を辿ってみれば、まず、1978年に住み始めたヴァージニア州シャーロッツビルで、彼の地のローカルFM局WTJUでDJをつとめ、The LandlordsやHappy Flowersなど地元のパンク/ハードコアのシーンに密着し、それがジェームズの人生の行方を左右—ちなみにカレッジ・タウンのシャーロッツビルはかつてStephen Malkmus (Pavement)やDavid Berman (Silver Jews)、現在ではニュー・ジャージーから移ってきた元Titus Andronicusのメンバーでリアル・エステートの周辺と繋がるAndrew Cedermarkが在住。DJ活動の傍ら、後にマタドール・レコーズを起すGerard Cosloyが発行し当時その名を馳せた“Forced Exposure”誌に触発され、町で唯一のミュージック・ジン“And Suddenly”を実家の地下室から発行、ジェームズが町を離れるまで徐々に部数を増やし200部刷った4号まで続けたとのこと。また、Stephen MalkmusやHappy Flowersのメンバーなどもバイトしていた駐車場のアテンダントも経験、奇しくもメーガン・エックマン(Meghan Eckman)の監督デビュー作品“The Parking Lot Movie”(2010 / http://www.theparkinglotmovie.com/)というドキュメンタリーがあり、これは件の駐車場を舞台にそこに働くフリーターたち、インディー・ロックのミュージシャンから無愛想な哲学者まで、客のみならず泥棒や酔っぱらい、駐車場を行き来する人々に密着したユニークな作品で、その当時を語るジェームズ本人の姿も収められているとのことです。
そして、ツアーで立ち寄るインディー・バンドとも交流も深め、当時、ジェームズのフェイヴァリットだったボストンのトリオ、クリスマスに自作テープを送ったりするうち、バンドに入らないかと誘われるやいなや、町を出る。それがジェームズがプロヘッショナルに音楽を生業とする出発点になりました。クリスマスは、1983年にコネチカット育ちのMichael CudahyとLiz Coxの二人がボストンで結成したトリオでRCA傘下のBig TimeやIRSからアルバムを出し、89年にラス・ヴェガスに移り、そこへジェイムズが合流、ラス・ヴェガスでは後に彼らがCombustible Edisonへと生まれ変わるヒントになるレトロなラウンジ・ポップを見出し、東部に舞い戻った頃マイケルの弟Nicholasが脱け、その替わりにジェームズが正式に加入したわけです。ジェームズ加入後のトリオで録音したままレーベルが見つからなかった最後のアルバム『Vortex』は、トリオが解散しジェームズ加入後のヨ・ラ・テンゴが1993年にMatadorと契約した際にジェームズが進言したことで同年にMatadorからリリースされています。
さて、クリスマスに同行して一年半近く住んだロード・アイランドのプロヴィデンスでは、Ric Menck (Choo Choo Train, The Reverbs, Velvet Crush)やJeffrey Borchardt (Honeybunch, Velvet Crush)とも親しくなって、その頃クリスマスとよく共演していた、昔からのフェイヴァリットだったヨ・ラ・テンゴのアイラやジョージアとも、互いの音楽の趣味も合い、そもそもDJやライター、ファンジン作りに励んできたという、インディーのDIYアティテュードが似通っていることもあって、さらに接近。それまでベーシストはDave Rick (B.A.L.L, Bongwater, King Missile, Phantom Tollbooth)、Mike Lewis (DMZ , Lyres, The A-Bones)、Clint Conley (Mission of Burma)、Stephan Wichnewski、Robert Vickers (The Go-Betweens)と入れ替わり定まっていなかったヨ・ラ・テンゴにとって、ジェームズはまさに格好の人材だったといえるはず。ブルックリンに移り住んだのは1991年の頃、当初は夏のヨーロッパ・ツアーと国内の短いツアーに参加という取り決めで契約したそうですが、その翌年にはジェームズ正式加入後のヨ・ラ・テンゴ5作目となる『May I Sing with Me』 (Alias)がリリースされ、以来現在に至るまで不動のトリオとして、知られるところです。
ジェームズが13、4の頃から楽しんできた4トラックのホーム・レコーディング・プロジェクトを“ダンプ”と名付け、録音を始めたのは91年のはじめ、まだプロヴィデンスにいた頃で、ドラム以外はすべて家の中で録音していたのだとか。1992年には、Tom Scharplingが同名ファンジンと共に始めた18 Wheeler Recordsがそのレーベル第一弾としてファースト・シングル「Dump」をリリース、その後はオランダのインディー・レーベルBrinkman Records、ニュー・ジャージー、ホーボーケンでソニック・ユースのスティーヴ・シェリーが1995年に始めたSmells Like Records、そしてShrimperなどがダンプのシングルやアルバムをリリースしています。なかでも、Shrimperから1998年に当初カセットで出たプリンスのカヴァー集『That Skinny Motherfucker With The High Voice?』は、そのアルバム・タイトルがプリンスの衝撃作『ブラック・アルバム』(1994)の収録曲「Bob George」の歌詞からとった自虐的な一節、ジェームズのストレンジでLo-Fiなプリンスのカヴァーがとても注目を浴び、後でCD化されました。ヨ・ラ・テンゴで忙しいせいか、フル・レングスのアルバムは2003年の『A Grown-Ass Man』(Shrimper, 2003)以降リリースされてないのがちょっと残念ですが、ライヴ・パフォーマンスは時々あるようで、ヨ・ラ・テンゴのアイラとジョージア、コメディアンのトッド・バリーやDave Ramirez (Hypnolovewheel) 、最近では奥さんのエイミーがキーボードで参加している模様。
ところで、『A Grown-Ass Man』のアートワークはArcher Prewitt (The Coctails, The Sea And Cake)、このアルバム・カヴァーでのダンプお馴染みのウサギのキャラはアーチャーが描いたものです。実はカクテルズのレーベルだったシカゴのHi-Ball Recordsからも1997年にダンプの7″シングル「Phantom Perspective」がリリースされていて、1995年のカクテルズのリユニオン・ショーのオープニングをダンプがつとめていたという繋がりが。さらにジェームズとシカゴのミュージシャンといえば、Doug McCombs (Tortoise, Eleventh Dream Day)のプロジェクト、ブロークバックに関わっていたこともあります。他にジェームズ個人でレコーディングに参加していたプロジェクトを挙げておくと、まずJad Fair, Tim Foljahn (Two-Dollar Guitar), Steve Shelley (Sonic Youth)のアウトサイダー・ロック、スーパーグループMosquito、そしてBarbara ManningやMark Eitzelのアルバムなども。
また、ジム・ウードリングのDVD “Visions of Frank” (Presspop, 2007)にもカクテルズ、Bill Frisell, Dame Darcyと共にジェームズが音楽を提供しています。実は、ダンプのファースト・フル・レングス『Superpowerless』(Brinkman, 1993)収録曲「Good Medicine」の歌詞はジム・ウードリングによるもので、クリスマスで『Vortex』を録音していた頃にウードリングの作品に出会い大好きになったジェームズが自分のテープと一緒に手紙を出したら返事が来て、それで『Vortex』のアートワークをお願いし、その後も交流が続くうちにジムに詩を送ってもらって曲をつけるというアイデアが生まれ実現したのだそうです。
ダンプの音楽に影響を与えたミュージシャンについては下記のカヴァーのディスコグラフィーを参照していただくとして、そのジャンルやスタイルを超えるカヴァーの嗜好性やコンセプトについては、60年代にザ・タートルズが11組の異なるバンドに扮して録音したフェイクなコンピレーション・アルバム『The Turtles Present the Battle of the Bands』(White Whale, 1968)を引き合いに出しながら、本人曰く、“種類がすべて異なる音楽が大好きだし、肝心なのは1人の個性のなかに異なるニュアンスが存在することを、分かってもらうことなんだ”とのこと。
ちなみに今回カヴァーした「NYC Tonight」は“ロック史上もっとも見事な変質者”とも称され、ドキュメンタリー映画『Hated: GG Allin and the Murder Junkies/全身ハードコア GGアリン』(1994, 監督:トッド・フィリップス)もあるカルトなパンク・ロッカー、GG Allin(1956 -1993)がThe Jabbersを率いて1982年にOrange Recordsからリリースした7″シングルに収められていた曲です。これもまたジェームズらしい発掘といえるでしょう。
(吉本栄 / Sakae Yoshimoto)
MAMAGUITAR、iTunes Storeにて配信スタート
映画「アノソラノアオ」
NYの”Other Music Recording Co."からリリース決定。
ママギタァ待望の新作からの「Eat You Up / Bunny」のMUSIC VIDEO、遂に完成&公開!!!
SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS
日本で最も歴史のあるミュージックビデオ賞「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」に、
坂本慎太郎の「君はそう決めた」がノミネートされたようです。
「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」では、3/20にノミネート楽曲の中からBEST VIDEOを決定する他に、
”BEST YOUR CHOICE”という視聴者の皆様の投票によって決まる部門賞もあるそうです。
投票やノミネート作品(50作品)はこちら。
http://mva.jp (pc / mobile共通)
アナログ2タイトル発売決定&ママギタァのアルバムジャケット公開!
ママギタァ新作「MAMAGUITAR SINGS MAMAGUITAR」のアナログLP、
そして坂本慎太郎「幻とのつきあい方」、待望の全曲インストバージョン付き2枚組アナログLPがzeloneから発売されるようです!
さらに、ママギタァ新作のアートワークも公開!
共に全国レコードショップにて発売だそうです。
お問い合わせ:Jet Set Records東京 : TEL03-5452-2262
MAMA GUITAR – MAMA GUITAR SINGS MAMA GUITAR
http://www.jetsetrecords.net/p/814004257422
zel-005 / 2,100円(税込) LP – 3/02 (金) 発売!
zel-004 / 1,890円(税込) CD – 2/24 (金)発売! http://bridge.shop-pro.jp/
坂本慎太郎 – 幻とのつきあい方
http://www.jetsetrecords.net/p/814004257402
zel-003 / 2,800円(税込) 2枚組LP – 3月30日(金)発売!
zelone records第二弾リリース決定!!
ガールズバンド、ママギタァ、約10年ぶりの3rdアルバム!
90年代後期に結成され、その完璧なアーリー60’sセンスあふれる楽曲と、
キュートなコーラスワークで一世を風靡したガールズバンド、ママギタァ。
韓国やドイツ等でもリリースやツアーを積極的に行い、国内のみならず海外のファンも多い。
2006年のライブを最後にシーンから遠ざかり、長い間沈黙していた彼女たちが、
1年以上のレコーディングの末、遂に約10年ぶりの3rdアルバム「MAMA GUITAR SINGS MAMA GUITAR」を完成させました!!
そして、今回はゲストベースプレイヤーとして坂本慎太郎が全曲参加しているそうです。
全13曲、34分30秒、新しいママギタァの世界をお楽しみください。
2月24日(金)発売だそうです。
MAMA GUITAR SINGS MAMA GUITAR / MAMA GUITAR
ママギタァ・シングス・ママギタァ / ママギタァ
- 1.Everytime I See Him (music&lyrics : Jun) 3:09
- I’m Telling You (music&lyrics : Jun) 2:38
- Eat You Up / Bunny (music&lyrics : Jun) 2:27
- Wonderful Than Yesterday (music : Jun / lyrics : Yoko) 2:35
- Funny Doll (music&lyrics : Jun)2:41
- The Wedding Songs (music&lyrics : Jun) 3:00
- Good Night (music&lyrics : Jun)
- The Second Show (music&lyrics : Jun) 2:07
- My Little Boy (music : Jun / lyrics : Yoko)
- I Don’t Really Want To Know (music&lyrics : Jun) 2:42
- Rainy Sunday (music&lyrics : Jun)
- Youth And Rhythm (music&lyrics : Jun) 3:23
- Christmas Fair (music&lyrics : Jun)
2012年2月24日(金)発売
- 品番: zel-004 価格: 1890円(税込)
- zelone records: 03-6320-4396
- distribution: Bridge Inc. 03-3710-8049
- Produced by Mamaguitar
- Mamaguitar: Vocals, Guitar, Keyboard & Percussions: Jun
- Vocals, Drum & Chorus: Yoko
- Guest Bassist: Shintaro Sakamoto
- Recorded, Mixed & Mastered by Soichiro Nakamura@Peace Music, Tokyo Japan 2011
- Artwork: Runaway (The Midnights)
- Special Thanks to: Chaso, Aniki, Horo, Reiko, Yoshiko, Hideki, Shimosan, Maria Keefe and arasanmaru
MAMAGUITAR Profile
- 1999 Captain Trip Recordsより1stアルバム「Introducing…Mama Guitar」発表
- 2000 1stドイツツアー
- 2000 Captain Trip Recordsより2ndアルバム「In Mama Guitar Style」発表
- 2000 フランスのWinped Out Recordsより33回転7inch発売
- 2001 1st「Introducing…Mama Guitar」が韓国のBeatball Recordsより発売
- 2001 2nd「In Mama Guitar Style」がドイツのFunfundvierzig Recordsより発売
- 2001 1st韓国ツアー
- 2002 自主レーベルRaindrop Recordsから4曲入りアナログ盤「Mama Guitar’s Holiday」発売
- 2003 2ndドイツツアー
- 2003 2ndドイツツアーでの野外ライブ実況録音10inch盤をドイツのFunfundvierzig Recordsより発売
- 2005 韓国のBeatball Recordsより、2002年のEPに曲を追加してCD化発売
- 2005 2nd韓国ツアー
- 2006 ドイツのSound Flat RecordsよりCOOL JERKS(独)とのスプリット7インチEP発売
- 2006 3rd韓国ツアー
- 2006 バンド活動休止
- 2011 3rdアルバム「Mama Guitar Sings Mama Guitar」製作 http://www.mamaguitar.jp/